Category Archives for Conceptual art

Voebe De Gruyter (Den Haag, 1960)

小さなものに巨大な事象を見出す、日本庭園のような作家。ツボにはまって仕方がありません。 自宅の玄関の床の白い模様は疑念が可視化されたものだとか、散髪屋に散らばる切り落とされた髪をアラビア語ととらえて翻訳したり、ボールペンの中に残るインク跡と急逝した国王の生涯とを重ね合せるとか、あくびを科学的に検証とか、ハゲ頭を宇宙に見立てるとか無限の広がりを持つ空想力にドキュンときます。Roma Publicationsから出ているこの作家の本がまた最高です。 When Voebe de Gruyter was a child she often visited the Abdij van Averbode with her family to eat ice cream. She was 15 when she noticed that only two flavors of ice-cream were sold: mocha and … Continue reading

21. August 2017 by Nishiko
Categories: 5star, Belgium, Conceptual art, Contemporary, drawing, Nishiko, the Netherlands | Comments Off on Voebe De Gruyter (Den Haag, 1960)

Gino De Dominicis (1947-1998)

Mr. De Dominicis, who was born in Ancona and died in Rome, is widely known as an artist whom few people know much about. He always dressed in black, avoided journalists and rarely allowed his work to be photographed. He … Continue reading

16. August 2014 by hagisan
Categories: Conceptual art, hagisan, Italy | Leave a comment

Dora García (Spain, 1965, Valladolid)

ドラガルシア、 スペインの売れっ子アーティスト。 売れててもクオリティーに疑問の残るアーティストは多いと思いますが、疑いなしに、いいアーティストだと思います。 ライクスアカデミーのフィリップピロットによるliveイベントに呼ばれていたので、見に行きました。もう大分前なのですが、未だに友人たちの中で話題に出ます。 インスティテューショナルアーティスト、という形態のアーティストの中でも、provocativeな作品を作り続けていける人だと思います。パフォーマンス後のフィリップとのトークでも、ファッキングという乱暴な言葉が随所に入っていました。普通できない。。かっこいいですね。 youtubeでパフォーマンスを流していたので、ここに乗っけます。これ、ベニスのスペインパビリオンでやっていたやつのはずなので、貴重! http://metropolism.com/reviews/what-a-fucking-wonderful-audienc/ http://www.frieze.com/issue/article/notes-queries/ 彼女が作品で借用した、アンダーグラウンドフルムメーカーのジャックスミスも、題材として、選択に間違いがありません。おもしろいので、もっと調べてみます。。  

21. April 2013 by hagisan
Categories: 5star, Conceptual art, Contemporary, Favorite, hagisan, Performance, Research, Spain | Leave a comment

Rainer Ganahl(1961, Austrian)

Rainer Ganahl http://www.ganahl.info/   社会のかくれた仕組みや、普段全面に出てこない常識などを、うま〜く挑発するような形で作品にしていくアーティストです。シニカル+ユーモア。よくある様式なのかもしれないけど、うまいし、アプローチが鋭い!アンジェリーナジェリーのインタビューでやったハプニング作品、SYRIA, SYRIA, RIGHT NOW SYRIAという作品には、参りました。すばらしいアーティストです。。 Basic Feeling – Not good today – I Hate Karl Marx SYRIA, SYRIA, RIGHT NOW SYRIA – In the land of Blood and Honey – Angela Jolie – Jasmila Žbanić

06. June 2012 by hagisan
Categories: 5star, Austria, Conceptual art, Contemporary, Europe, Favorite, hagisan, Political | Leave a comment

Goran Trbuljak (1948, Croatia)

無題, 1970-, 作家の展示を見に来た人の人数がカウントされている。(複数回来た人は1度だけカウント)。このカウンター何周かしてますよね。 Untitled, 2004 (1970 until now) The total number of persons who have attended the openings of all my individual exhibitions (those who have attended more than one opening have been counted once) 無題 – フレームの穴から絵の具を流し込んで、モンドリアンスタイルを、ポロック方式で制作したアクリル画, 1996年。二つの歴史が交わったね! Untitled – … Continue reading

13. January 2012 by Nishiko
Categories: Conceptual art, Croatia, Europe, Nishiko | Leave a comment

Adrien Tirtiaux (1980, Belgium)

建築から美術へと移って来たコンセプチュアルアーティスト。展示やイベントを企画したり、活動範囲は幅広いです。 http://www.adrientirtiaux.eu/ http://hotelcharleroi.com/ (彼が運営しているレジデンシープログラム/プロジェクトスペース)

07. December 2010 by Aki
Categories: Aki, Architect, Belgium, Conceptual art, Contemporary | Leave a comment

Jan Nálevka (1976~CZ)

Jan Nálevka, とてもわかりやすいwebsiteがあるので見てください、 pdf形式のポートフォリオをダウンロードするだけって、けっこう一番良いかもしれませんね。プリントできるし。 自分のサイトにもまねて利用してみました。。 http://jan.nalevka.sweb.cz/ まさにコンセプチュアルアーティストって感じの作品を作ります。 絵の具のセットを買ってきてそれをすべて混ぜ合わせてセットごとのグレーを作ったりとか、ヨーロッパユニオンの旗を90度のお湯で洗濯機で洗い色形くずしてしまうアクションとか、photoshopで同じエフェクトを異なる写真にかけて、結局すべて同じイメージにたどり着いてしまう様を見せるとか、などなど。 最終的にグレーとか中間色に持ってこようとする感じが好きです。

23. October 2010 by hagisan
Categories: Conceptual art, hagisan, the Czech Republic | Leave a comment

Kristof Kintera( 1973, CZ)

red is coming miracle lay down and shine homegrown a bigger problem than yours (何かが下にあって、音とともに動くインスタレーションです。) クリストフ・キンテラ 現在同じ建物にスタジオを持っているのになぜかあわない。。。 ユーモアとシニカルなアイデアをシンプルに日用品を使って表現してます。簡単そうなのに、作品の作り方がとてもプロフェッショナル、きっとすごく計算されて作られています。 かなり好きですこの作家。 以前ライクスアカデミーにいたようですね。 ミラクルっていう、何かの聖人の銅像にライトを当てる作品が一番好きです。笑ってしまうわ。。。

09. October 2010 by hagisan
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Tomáš Vaněk (1966, CZ)

monochrome painting matches on ceiling   OUCH glued intimacy arrows   トーマス・バニャック、若手チェコアーティストの中でも代表的存在です。 友人の学生時代のチューターでもあり、名前を何度も聞いていました。 本人にも一回あったけど、面白い人でした。なにしろ、アプローチの仕方がとっても私好みです。影とか使うしね。。でも影を使っても、日本人にありがちなエステティックな方法では全くない。あやふやなもの、としてのただのツールです。 webを見てもらえればわかると思いますが、日常をちょっとまげて見え方を変えさせるという方法の作品群です。ガムテープの上にバルーンをくっつけて、部屋のライトのように見せている作品が一番好きだ。 他、トラムの橋に矢印を書いて、それが360度最終的にまわるように指しているパブリックに勝手にやった作品とか、壁のひび割れに叫んでいる吹き出しを書いたりとか、キャンバスのの本当の影をスプレーで書いて、またキャンバスを戻して影の絵の上に影を戻したり、(ほとんど同じことを私やりましたね。。)マッチの炎で焦がした壁等々。

09. October 2010 by hagisan
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Jan Mancuska (1972 CZ)

white I walked.. From A to B and Back Again, 2008 20 Minutes After, 2006 You will never see it all…, 2003 Sorry for being so late, 2007 この作家も、すばらしい。。 つい、本を発見して買ってしまいました。 建築畑からでてきたアーティストらしく、スペースを使った作品を作ります。このwhile i walked…というどうやってスペースを歩いたか、を単調に説明している文章が、リボンテープに印刷されてスペースに張り巡られている作品には、ズッキューンと来ました。買った本のタイトルが”absent”なのですが、ここまで空虚感をうまくポエティックに表現できる作家、早々いないでしょう。 この文章が大事なので、本に載っている英訳をがんばって打ってみます。。。 彼のホームページ、見にくいですが、見てみてください。。。 しかし、なぜチェコアーティストは私好みで詩人なんでしょう。タイトルがまた、かっこいい。 while I walked across … Continue reading

26. September 2010 by hagisan
Categories: Conceptual art, hagisan, the Czech Republic | 1 comment

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