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Oskar Schlemmer (1888-1943, Germany)

オスカー・シュレンマーバウハウスの代表作家らしいので、日本のデザイナーの方には、有名だったりするのでしょうか.ペインティングとかは、全く興味ないんだが、この人の、ダンス作品、ちょー面白い!パフォーマンスの100年というコレクション展にドイツで立ち寄ったのですが、そこでこのダンス作品を見ました.奇妙なデフォルメと、ダンサーの動きが笑わせる・・ あまり画像よくないが、youtubeにありました.写真のこのダンサー、ご本人です.ピカビアも自分で踊ってたけど、この時代の人たちって、きっと自意識過剰よね.笑。(Das Triadische Ballett) 1923年にバウハウスシアターワークショップの造形主任として雇われる。 彼の最も有名な作品はトリアディック(トリアディッシュ)バレエ (Das Triadische Ballett)。 1920年より9年間バウハウスの教員としてつとめ、主要なメンバーの一人として影響を与えたが、ナチスの台頭により彼の作品は廃退的であるとみなされその職を解任させられている。  ニューヨーク近代美術館(MoMA)に所蔵されている代表作、絵画「バウハウスの階段」が示すように、20世紀前衛芸術を代表する芸術家であるオスカー・シュレンマーは、ドイツワイマールに創設された美術大学バウハウス(1919-1933)の中心的作家として広く知られている。初期の彫刻工房を主宰しながら、人体の動きや組成を分析し、思考や感情に内在する原理を新しくとらえなおした画期的な人間工学的授業「人間」を行なった。 彼の作品の理論にあるものは「純粋な抽象化の拒絶」であり、それは人間性を残した抽象化、かといって感情的な表現ではなく、人間を物理的な側面から追求したデザインである。 最も有名な作品であるトリアディック(トリアディッシュ)・バレエ(das Triadische Ballettは1922年にシュトゥットガルトで初演され、その後も話題をよんだが、バウハウス閉鎖後は、1989年東西ドイツの統合時にバウハウスが再建された際、復元公演がとり行われている。トリアディック・バレエは彼が1916年~21年にかけて完成させた作品で、バレエといってもダンス・クラシックの技法を用いているわけではなく、立方体、円錐、球体の3つの幾何学基本形が使われた独特のコスチュームをつけたダンサーが、メカニックな動き(まるでロボットのようにぎこちない動き)をするようなタイプのものだったというが、形態と色と光によって構成される新しい舞台空間を創りだした。トリアディックとは「三つ組み」の意味で、「滑稽な場」「荘厳な場」「幻想的な場」の3場面を3人のダンサーが12通りのダンスを18種類の衣装を付けて踊ったという。とにかく3にこだわったものであったといえる。

25. October 2009 by hagisan
Categories: Bauhaus, Dance, Germany | Leave a comment