Category Archives for drawing

Voebe De Gruyter (Den Haag, 1960)

小さなものに巨大な事象を見出す、日本庭園のような作家。ツボにはまって仕方がありません。 自宅の玄関の床の白い模様は疑念が可視化されたものだとか、散髪屋に散らばる切り落とされた髪をアラビア語ととらえて翻訳したり、ボールペンの中に残るインク跡と急逝した国王の生涯とを重ね合せるとか、あくびを科学的に検証とか、ハゲ頭を宇宙に見立てるとか無限の広がりを持つ空想力にドキュンときます。Roma Publicationsから出ているこの作家の本がまた最高です。 When Voebe de Gruyter was a child she often visited the Abdij van Averbode with her family to eat ice cream. She was 15 when she noticed that only two flavors of ice-cream were sold: mocha and … Continue reading

21. August 2017 by Nishiko
Categories: 5star, Belgium, Conceptual art, Contemporary, drawing, Nishiko, the Netherlands | Comments Off on Voebe De Gruyter (Den Haag, 1960)

Dan Perjovschi (Romania 1961~)

Dan Perjovschi (ごめん、読み方がわかりません。。。) ポリティカルな事象に対して挑発するようなメッセージを含んだドローイングを空間に書き込んで行きます。美術館の白い壁に展開されたインスレーション/ドローイングがよく知られているようです。 Van Abbe Museumにもあるそうで、ってことは私一度はみてるはず、なのだけど覚えていない。。政治的な物事は、観客どの状況にいるかで、見方がまったく変わるからなあ。。 今年の愛知ビエンナーレに参加しているようです。 窓越しのドローイング、いいね。 オフィシャルwebsite http://www.perjovschi.ro

01. September 2013 by hagisan
Categories: Contemporary, drawing, hagisan, Political, Romania | Leave a comment

Charles Abery (Scotland, 1973)

架空の島についてのリサーチに忙しい彼です。表現方法はドローイングと、オブジェクとの両方があって、ドローイングの中でみたものやありえない動物が、オブジェクトとして(繰り返し)登場しますので、なにか説得力のあるヒューモアというのかな。島のリサーチも地理的なことや、歴史や、ほりさげていけばカントともつながるらしいぐらい、大まじめなのです。この写真の、なんだろう、ゾウらくだ(さらにその鼻先にもゾウらくだ)、オブジェクトまで見せられるとほんとにいるような気にもなってきてしまう。ドローイングもおもしろくて、ちょっとドイツの画家を思い出させる、感覚的に描く、曲線的な方法と、学術的で”定規と分度器”なそれがまざっているのは、私は例外無しで好きですが、人が多く描かれているので二つの方法のギャップが浮き出てきておもしろい。2Dも3Dもモノトーンが多くて、技術的に洗練されている感がしないというのかな、”見ろ!”的な出しゃばりがないところにもひかれました。 ただいまロッテルダム Musem Boijmans …で,Pipilotti Ristの横でCharles Abery 、展示中。そこでやっているRyan Ganderという人の展示も面白そう。ここの美術館の新しいガードローベはものすごーいたのしいので厚着でいくこと必須!

21. April 2009 by Nishiko
Categories: Conceptual art, Contemporary, drawing, Scotland, Sculpture | 2 comments

David Shrigley(イギリス、スコットランド、1968)

今いろいろリサーチに時間を使っているので、このブログ、とっても役に立っています.怒濤のように1日でいっぱい更新しましたが、さらにもう一人、David Shrigley。友達が画集を見ていてちょっと気になったので調べてみました.この人、とにかく何でもやります.特にドローイングやキャラクターが、画集やらいろいろなところにデザインとして使われて有名です。ドローイングの画集とかはいっぱい出ていて、そのどれかを友人のスタジオで観て、面白いけど私のテイストではないなあ〜〜とか、思っていたんですが、彼のサイトで写真作品を見てたらびっくり、とっても面白いではないですか!ニヒルなセンスが何気ない風景を背景にしたら、そのギャップで引き立ってます.ドローイングより、絶対こっちの方がいいって!ちょっと似たような日本のアーティストと比べてみよう.奈良さんにはこのセンスはありません.ぜひほかの作品もアーティストホームページで観てください.http://www.davidshrigley.com/index.html David ShrigleyFrom Wikipedia, the free encyclopediaJump to: navigation, searchDavid Shrigley Born September 17, 1968 (1968-09-17)Macclesfield, EnglandField Drawing, Sculpture, Photography, Painting, Animation, Music David Shrigley is a Glasgow-based artist. Born in Macclesfield on September 17, 1968, he grew up … Continue reading

14. March 2009 by hagisan
Categories: Contemporary, drawing, Scotland, UK | Leave a comment