Category Archives for Russia

Anna Jermolaewa (1970, Russia)

主に写真、映像を用いて日常生活で見るものや行為の中に、哲学や社会の成り立ち、政治的な意味を見いだすアーティスト。写真作品”Untitled (good times, bad times)”では、3時半や5時はなぜ他の時間より良いんだろうかという子供の持つ様な疑問に対して、街の時計に止まる鳩に答えを見つける。ロシアからオーストリアに難民として逃げてきた生い立ちも作品にかなり反映されており、ドキュメンタリー映像作品”Aleksandra Wysokinska/ 20 Jahre danach”では、逃げてくる途中のでポーランド助けてもらった夫婦を20年後に訪ねている。 Anna Jermolaewa works primarily in the mediums of photography, video, and installation. Her main interest is the analysis of functional structures of society and social systems in everyday life. She continually … Continue reading

09. July 2017 by Aki
Categories: Austria, Photography, Russia, Uncategorized, Video | Comments Off on Anna Jermolaewa (1970, Russia)

Komar and Melamid (1943and45, Russia)

コマール アンド メラミッド、いってみれば、誰よりも創造性のない画家なんじゃないかしら。私昔彼らの展示を川村記念美術館に見に行きましたが、とてもよかった。そこで展示されていた二つのプロジェクトが、アンケートを基した国別最も好まれる絵と好まれない絵のプロジェクトと、象に象の象のための絵のプロジェクト。 一つめのプロジェクトの意外だったのはほとんどの国の好みが酷似していて、アメリカもヨーロッパも、ケニアまで、風景画がもっとも好まれて、抽象絵画は好まれないという結果でした。オランダだけまるで逆の好みで、どんな国なんだろうか!と思いましたが、まさかそこに住むことになるとは思いもしませんでした。 我らが日本はちなみに両方とも個性あふれる好みのようで、和の美学みたいなのをそこに見たわ。(皆モネがすきらしい、なんかわかるきがするー。)このアンケートの細かい結果がウェブサイトに載せられていました。マーケティングの会社に依頼したのでかなり細微にリサーチされてます。写真はUSAの上:好まれる、下:好まれない絵です。 Most wanted & Least wanted painting based on survey. The result is on their website. Melamid:In a way it was a traditional idea, because a faith in numbers is fundamental to people, starting with Plato’s idea of … Continue reading

12. January 2010 by Nishiko
Categories: Conceptual art, Contemporary, painting, Russia | Leave a comment

Ilya Kabakov (Russia, 1933)

日本でも妻有のトリエンナーレはじめ、いろんなアートフェスティバルに頻出のカバコフ、今は夫婦でデュオで活動して、きれいなサイトスペシフィックなインスタレーション、特にパブリックスペースでの発表が多いように思います。それもとても好きなんだけど、一番好きなのは、コレ!”The Man Who Flew into Space/宇宙に飛び立った男”というタイトルだけど、男は飛び立った後なのでいないところが絶妙!かなりの勢いで飛び立っていったとお見受け致します。1968年の作品だそうで、60年代の宇宙ブームにのってでしょうか。当時のソビエト連邦の制約の為にやりたかった作品展示が難しくて、妥協案で作った作品らしいけれど、そんな事みじんも感じないよー! 他の作品で好きなのはハエになるシリーズ、あと、昔森美術館でみた巨人の人々のための展覧会(写真下)もすごい良かったんです。 大物アーティストがウェブサイトを持っているのを発見した瞬間が好きです。Ilya & Emilia kavakov website http://www.ilya-emilia-kabakov.com/

22. August 2009 by Nishiko
Categories: Contemporary, Installation, Master piece, Russia | 2 comments

Ivan Puni(ロシア1892年-1956年)

友人とやったワークショップで仕入れたイーストヨーロッパ系の作家の情報をここらでしっかりまとめておこうかと思います。Ivan Puni、Suprematismの作家。Suprematismとは、ロシアにおいて、1915年に、カジミール・マレーヴィチが主張した、抽象性を徹底した絵画の一形態。キュビスムと未来派の影響を受けたクボ・フトゥリズモ(立体未来主義、立体=未来派)の集大成という位置付けで、マレーヴィチが主張した。その内容は「絶対象」という意味で、禁欲的で完全なる抽象絵画である。具体的な実作品としては、1915年頃の「黒の正方形」「黒の円」「黒の十字」「赤の正方形」、1918年の「白の上の白(の正方形)」)など(いずれもマレーヴィチによる)。マレーヴィチハは誰でも知ってるけど、イワンプニはそんな知らないよね。簡単に言えば、マレーウィチのユーモアはいった版。この”Plate on Table” (1915)なんてもうサイコー、私の好みにドンピシャリ。

22. February 2009 by hagisan
Categories: 19th century, painting, Russia, Suprematism | Leave a comment