Category Archives for Sculpture

Ryuta Iida 飯田竜太 (1981, Japan)

      本を彫るアーティスト。Carving book artist.           http://www.ryuta-iida.com/works/

22. January 2012 by Nishiko
Categories: Artist book, Asia, Japan, Nishiko, Sculpture | Leave a comment

Louise Bourgeois (1911-2010, born in France, worked in USA)

ハーグの市立美術館で開催中の展示、Louise Bourgeois and Hans Bellmer をみてきました。ルイーズ ブルジョア(ワ)の作品がとても良かった!テイトモダンで回顧展(2007)をやるほどのアーティストを初めて知るというのは面目無い事でございます..。 フランス生まれですが名声を得たのはアメリカに移住した後の事。アメリカの作家としてとりあげるのが常のようです。幼少期の、一家を牛耳る抑圧的な父親に対する感情や、その父親と家庭教師の公然の情事や、それについて無力に見て見ぬ振りの母親の記憶からくる裏切り、トラウマ、嫉妬がセクシュアルなモチーフの背景にあります。数多く残される布を用いたスカルプチャーの手法も実家の経営していたタペストリーの修繕屋での体験からきているそうです。 ピンク色の布製の手足や頭部を失った女性のスカルプチャーや、男性女性の特徴的な身体のパーツを一つのオブジェクトにくみこませて強調させたオブジェクト等が多く並ぶのだけれど、女性の権利を声高に主張するようなフェミニストの作品とは絶対的に違う、なにかこう、困惑というのか、純粋無垢な感じが、皮肉めいたオブジェクトからしみ出してくるような感じがした。多分かなりセンスのあるタイトルも関係していると思います。 ドローイング、版画や様々な素材の彫刻と一つの作風にとらわれるのでなくて、今年の3月に98歳で亡くなる2日前まで、幅広く性欲的に活動をしていたそうです。最後のドローイングのシリーズは原点回帰というかんじでとてもよかった。 それで最後に、この作品の作者です、六本木ヒルズにもある巨大な蜘蛛の彫刻。 タイトルは”ママン”、 自身のお母さんのシンボルで、26個の大理石の卵を持っているそうだ。   やっぱり作家のバックグラウンドを知ると自分の中で作品の深みがぐっと増すから、面白いし、重要ですね。 いやーよかったです。

04. October 2010 by Nishiko
Categories: Master piece, Nishiko, Sculpture, USA | Leave a comment

Markus Wueste (1970, Germany)

一つ前にかいた Sinta Wernerとのコラボレーションを行ったらしい作家。彫刻家。 最近はよくある、精巧に、どうでもいいような日常品をつくるという作風ですが、好きなんです。お気に入りは石で作ったターンテーブル(動く!) 、大理石(多分)で作ったふきだしは”No Comment.” シャレっ気は万歳。 Sinta Wernerとのコラボレーション作品はとても良いです。語彙がすくなくてすみません。 作品の写真はここにはれないようなので、コラボレーションの作品の写真にします。 Markus Wueste http://www.wuesteson.de/ The artist collaborated with Sinta Werner who I wrote about right before. What I liked from this artist was the turntable which really moves! and a speech … Continue reading

11. August 2010 by Nishiko
Categories: Conceptual art, Germany, Nishiko, Sculpture | Leave a comment

Mircea Cantor (1977, Romania)

ルーマニア出身というバックグラウンドがとても関係してるんだと思います。きれる!頭良さそうだなぁという感じの作品。現代社会の曖昧さを様々な手法で体現。2006年のベルリンビエンナーレで見たDeepartureというビデオ作品は、白いキューブの部屋ににオオカミと鹿が閉じ込められているだけなんだけれど、緊迫感がすごかったです。全く無力な鹿と、獲物を目前にして様子をうかがっているオオカミの距離感が 近すぎず、遠すぎず、ぞくっとしました。何かはっきりとはわからないけど、宗教とか、外交とか、世界のものすごい大きな問題の縮図のような感じがした。世界がうまくいかない問題の原因をこの作家はしっているようなきがする。 ビデオあり、オブジェクトあり、平面あり、インスタレーションあり、とても器用な方なんですね。この人は世界的に有名な作家になると思うよ。まだ33歳。。 ところでこのブログ、今たまたまみつけたんだけど、笑ってしまうオブジェクトが一杯!楽しいです。http://search.it.online.fr/BIGart/ wiki Cantor’s 2005 video work, “‘Deeparture”, which was on view in the contemporary galleries at The Museum of Modern Art, features a deer and a wolf together in a pristine white box environment which works to … Continue reading

15. May 2010 by Nishiko
Categories: Romania, Sculpture, Video | 2 comments

Robert Gober (American, 1954)

ロバート・ゴーバー 先日友人宅で、この人の分厚い本を見ました. 足が展示場の壁からでてくる作品が、(多分ロッテルダムのボイマンス美術館の常設にあるので。。)私に取って最もポピュラーなこの作家の作品でした。が、その本をみてたら、この足シリーズを作る前にシンクのスカルプチャーシリーズを作ってるんですね.で、それがとっても良い・・・ 白いシンクがただ斜めってたり、のびてたり、シンプルな変化をつけてるだけなんだけど、妙な魅力にあふれたスカルプチャー作品群です.90年代以降のちょっとコンセプチュアルな傾向が強くなってくる作品群より、面白いと思う. あまりその頃の作品は、ネットに現れないのでここにコピーできませんでしたが、ぜひ、どこかで本を発見したら、見てください. ROBERT GOBER ROBERT GOBER: Sculptures and Installations 1979-2007. ISBN-10: 3865214738 ISBN-13: 978-3865214737 こうゆう作家の初期の作品とかも網羅してくれる本って貴重う〜〜。こういう本は見つけたら、やっぱり高くっても買わなくっては行けませんね.こういうところにお金を使える人って買い物上手ですね..でも、なかなかできない。。

17. April 2010 by hagisan
Categories: Conceptual art, Sculpture, USA | 1 comment

Andy Goldsworthy (1956, UK)

スコットランド在住の、名付けて牧場の彫刻家。スコットランドの農村地帯どこでもみかける素材をつかって、自然の中でインスターレションや、彫刻を制作。木のとか石壁とか、羊の毛などを牧場や滝で制作するのだけど、その素材と環境がまわりと溶け込んでいるせいか、仮想現実と現実の連絡路みたいに感じられるのは私だけでしょうか。結構神秘的でした。うれっこになってウィキペディアにもでるくらいだから、美術館等で発表される作品も数多いようだけれど、牧場で制作した作品でないと、本当の作品のよさはかんじられないだろうなと思いました。 Andy Goldsworthy (born 26 July 1956) is a British sculptor, photographer and environmentalist living in Scotland who produces site-specific sculpture and land art situated in natural and urban settings. His art involves the use of natural and found objects, … Continue reading

14. April 2010 by Nishiko
Categories: environment, Sculpture, UK | 3 comments

Isa Genzken (1948, Germany)

Isa Genzken 今、彼女のショーがケルンのLudwid museumでやってます。ここ2日で3つのドイツの美術館に行ったので、しかもとってもいいショーだったので、お知らせしておきます.この作家、もう結構年の方です.埋もれていたのを発見された奈良さん的な登場をしたドイツの女性作家です.けっこう一つ一つ作品を見てくと、あんまり好きなタイプの作家ではありません。(テイストの話ですが)が、しかし全体のバラエティーに富んだ作品群と全体のプレゼンテーションを観ると、やっぱすごいなあとおもいます.ネットではあまり取り上げられていませんが、こういうキッチェな彫刻作品の中に、たまにもの派のようなシンプルな作品が混ざってるのです.こういう”キッチェ”と相対する作品を作る作家さんに対して、尊敬の念を抱きます.がしかし、伝統大国、日本人として、どうしてもこの表現がやろうとしてもできない!日本人がやろうとすると、どうしても狂ってるキャラクターになる気がします.どうして、頭よく、こういうことができないかな・・ Isa Genzken (born 1948, Bad Oldesloe, Schleswig-Holstein) is an artist based in Berlin. Genzken studied at the Hamburg College of Fine Arts[1] from 1969-1971, the Berlin University of Fine Arts[2] from 1971-1973 and Dusseldorf Art Academy[3] … Continue reading

18. October 2009 by hagisan
Categories: Germany, Sculpture | Leave a comment

Juan Muñoz (1953-2001, spain)

フアン・ムニョス夭折したスペインの彫刻家です。よく知らなかったんだけど、マドリッドにいったときにレネソフィア美術館ででっかい展示をやってました。この人の作品何度か見たことあると思うんだけど、ずっと中国人だと思ってた。(彫刻された人物が中国人みたいなんです)とてもコンセプチャルな作家ですね、人物の彫刻って私いまいち親しみを感じられないんですが、この人はコンセプトが大きいのでみられました。まあ、どちらかというとインスタレーションに近いからかな。人形の彫刻を作っておいて、一番のメインである顔が鏡をのぞいているので隠されていたり、またはその彫刻の人物がそれ自体がつくる影を見つめていたりします。あれ、初めてのスペインアーティストですね。His first exhibition was in 1984 in the Fernando Vijande gallery of Madrid. Since then, his works have been frequently exhibited in Europe and other parts of the world. At the beginning of the 1990s, Juan Muñoz began sculpting works … Continue reading

21. August 2009 by hagisan
Categories: Sculpture, Spain | 2 comments

Carsten Höller (1961, Belgium)

卒展シリーズは一休み、Tate Modern のタービンホールでの展示の様子,2006年、大人の滑り台。巨大なホールにめぐらされた5本のチューブの上部は、透明のアクリルグラスで覆われていて滑り落ちてくる人々のハッピーフェイスがみえ、それにさそわれて見ている方も微笑んでしまう。巨大滑り台の体験はスペースとスピードの感覚を研ぎすます!これもアートなんですね。忘れてしまった幼少期の細微な発見に対する驚きや情熱、大切に。 カールステンへラー、昔は子供嫌いで、子供虐殺ゲームの作品などもつくったらしいです。そのあと自身に子供もうまれて、子供に対する考えが変わったんだろうな。“I think once you have really explored a certain conviction, it is time to give it up. I don’t think you should go on holding it for the rest of your life. ““何かにたいして確証的な意見を持った時は、それを諦める時だ。その意見を変えずに残りの人生過ごさなければいけないとは思わない。” ほんとにその通りと思います。

11. August 2009 by Nishiko
Categories: Belgium, Contemporary, Installation, Sculpture | 4 comments

Gregor Schneider (1969, Germany)

スペースをつくる作家。ドイツの彼の家は家の中が作品になっているそう。スペースと時間のレイヤーをもとに作品をつくる。“High security and isolation cell”, ドイツのとある美術館の地下室につくられたこのインスタレーションは、小さな牢獄なような部屋の集まり。一人ずつにしか部屋に入れないそう。他の作品も防音材を仕込んだ壁に仕切られた小部屋をつたって真っ暗な中、出口を探すという作品が最近イギリスで発表されたそう。お化け屋敷リアリティバージョンというかんじかな。怖そ。

30. June 2009 by Nishiko
Categories: Contemporary, Germany, Installation, Sculpture | 1 comment

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