中平卓馬 (1938,日本)


これだけストレートで明快な写真家は、なかなかいないです。それと言葉の説明もズキュンときます。そうそう、難しく考えない事だよ。とふとしたときに初心に立ち返らせられる写真家。レアです。フィルムをもやしてしまったり、とにかくストレートで、写真はものの記録でしかないという視点から撮られ続けた写真は晴れ渡った小島の海のようであります(乾期)。しかし、写真の創造性を否定しながら写真の世界にとどまって、作品を今もつくっている、矛盾に満ちた作家だな、と今思いました。昔の作品よりも、最近のアヒルの写真が説明ができないけど、めっぽう好きです。あと、ビジュアルも大好きです。”きわめてよいふうけい”(ホンマタカシによるドキュメンタリー)も、よかったです。嘘はつけないタチの人だと思います。


「写真は創造ではなく、記憶でもなく、ドキュメントであると、私は考える。撮影行為とは、抽象的なことではなく、常に具体的だ。単純なことを観念化して難 しいものにしようとするのではなく、カメラという媒体を通して私が出会った現実がここにある。」(『原点復帰 – 横浜』より)

01. June 2009 by Nishiko
Categories: 60's, Japan, Nishiko, Photography | 2 comments

Comments (2)

  1. 原点復帰、横浜美術館での展示はマジよかったですね.今年のベニス、ヤナギミワなんかじゃなくてこの日と出せばいいのに・・・

  2. 若手、、ではないからなぁ…ヤナギミワなんだ。
    今やってますよね?一度はみに行ってみた方がいい?

Leave a Reply