Lygia Clark (1920-1988, Brazil)
ブラジル1960年代のtropocarismoって名前知ってました?基本的には60年代のブラジリアンアート全般に関しての総称らしいけど。
そのfine arts の代表格の女性作家、レジア・クラーク、以前載っけたオイティシカと同様にneo-concreatというムーブメントの代表的作家です。ブラジル人のラテン系メンタリティーとミニマルな要素ってあわないようなきが勝手にしていましたが、実はけっこうある。スイスアーティストのMax Billが1950年に最初のサンパウロビエンナーレに来たときに、若手に影響を与えたのが始まりだそうです。そのマックスビルからはじまり、色やexperienceに焦点を絞って、パフォーマンス的な動きに派生してきたのがneo concreat movement.
つまり、マックスビルということは、バウハウス、ということはロシア構成主義(constructionism)からの流れのミニマルアートです。(ミニマルアートはU.S.A.のアートムーブメントの総称なので、ミニマルアートと言ってはいけないのかもしれない。。)
アメリカ至上主義の教育を受けてきている日本人には、このアメリカのアートの流れが来ていないブラジルアートなんて情報があまりありませんよね。でも日本とは、19世紀のコーヒー栽培の移民から、古いつながりがあります。サンパウロの日本人街って、日本人街としては一番大きい規模だそうです。19世紀からの移民ということは、日本の大戦後の戦後民主主義を知らない人たち。。。かなり興味があります。いつか、いくぞ!
ということで、ブラジルのアートについてでした。